【怪しい?】最近話題のGPT-4が無料で使えるwrtn(リートン)を使ってみた!

プログラミング

最近話題になっている生成系AI。

中でも筆頭に挙げられるのがOpenAIの開発するChatGPTです。

今年の3月に発表されたGPT-4は、従来のAIをはるかに上回る性能を持っています。

しかし、使用するには月額3000円払わなければならず、なかなか手が出せないのが現状でした。

そんな中登場したサービスが「wrtn(リートン)」というサービス。

GPT-3.5やGPT-4が無料で使用できるとのことで、若干の怪しさを感じながらも検証してみました!

まずは登録してみる。

wrtn(リートン)の公式ページを開き、ログインボタンを押すと登録ができます。

使えるのはGoogleログインとLINE

たつはGoogleログインを使用しました。(LINEを使っていないので笑)

さあ、使ってみよう

無事登録が完了。

デザインはChatGPTと似たUIで、操作性もかなり良い印象です。

早速、使っていこうと思います!

自己紹介してみた

私はブログを運営しているたつです。 あなたは誰ですか?

AI
AI

私はガイドです。人工知能の言語モデルであるgpt-3.5-turboを利用しています。ブログに関する情報やアイデアを提供するためにここにいます。どのようにお手伝いできますか?

ちゃんと日本語を喋ってますね( ´∀` )

若干違和感を覚える文章ですが、本家ChatGPTとひけをとらない返答ができることがわかりました。

早速GPT-4を使ってみる

前の質問で使用したモデルは「GPT-3.5」でした。

次は無料で使用できる「GPT-4」を使ってみましょう!

GPT-3.5と書かれたボタンをクリックすると、GPT-4を選択することができます。

検証の為、先ほどと同じ質問をしてみましょう。

私はブログを運営しているたつです。 あなたは誰ですか?

AI
AI

私の名前はGPT-4です。人工知能の文書生成プログラムで、あなたの質問に回答したり、あなたが必要とする情報を提供するためにここにいます。

先ほどのGPT-3.5よりも自然な文章が出来上がりました!

弱点としてはChatGPTよりも生成速度が遅いことでしょう。

時間帯や質問にもよりますが、回答に10秒ほどかかりました。

今後の改善に期待ですね!

精度を確認してみる

ここからは複数のカテゴリにてどのような性能なのか、比較してみましょう。

1.計算

136+98*12の答えを教えてください。

それぞれの返答は以下のようになりました。

ChatGPT136 + 98 * 12の計算結果は1,280です。計算の順序は通常、掛け算と割り算が足し算と引き算よりも優先されるため、まず98と12を掛けてから136を足しています。
wrtn GPT-3.5136 + 98 * 12 の計算結果は 136 + 1176 で、答えは 1312 です。
wrtn GPT-4その計算結果は、1312です。これは算数の順序に従って、先に乗算(98*12)を行い、次に加算(136+1176)を行った結果です。

答えは1,312です。ChatGPTは頓珍漢な答えをしているのに対し、wrtnはどちらも正しい答えを出力しています。

複数回試してもChatGPTのほうが精度が悪い印象でした。

なお、生成AIの仕組みは簡単に言えば「それぞれの文章の単語ごとに最も来る確率が高いと判断される単語を出力し続けている」だけ。そもそも計算をあてにしないほうがよさそうです。

2.文章読解

小学校6年生向けの国語文章読解問題を解かせてみました。

著作権の関係上、問題文の公開は致しません。

ChatGPT×
wrtn GPT-3.5×
wrtn GPT-4

こちらはAIの仕組み上、まあまあの結果でした。

ただChatGPTやGPT-3.5が抜き出し問題で頓珍漢な文を回答しているのに対し、GPT-4ではおおむね正解という結果でした!

3.プログラミング

最後はプログラミングです。

列の左端を1から10まで、行の一番上に1から10までの数字をいれ、その他のマスにそれぞれの行・列の数の合計を出力するプログラムをPHPで作成してください。

結果:正解

<?php
// 表のサイズ
$rows = 10;
$columns = 10;

// 表の作成
echo "<table border='1'>";

// 1行目(列の数字)
echo "<tr>";
echo "<td></td>"; // 左上のセルは空白
for ($col = 1; $col <= $columns; $col++) {
    echo "<td>$col</td>";
}
echo "</tr>";

// 行と列の合計を計算し、表を出力
for ($row = 1; $row <= $rows; $row++) {
    echo "<tr>";
    echo "<td>$row</td>"; // 行の数字

    for ($col = 1; $col <= $columns; $col++) {
        // 各セルの値(行と列の合計)
        $sum = $row + $col;
        echo "<td>$sum</td>";
    }

    echo "</tr>";
}

echo "</table>";
?>

結果:不正解

<?php
// テーブルのサイズ
$tableSize = 10;

// テーブルを作成して値を初期化する
$table = array();
for ($i = 1; $i <= $tableSize; $i++) {
    for ($j = 1; $j <= $tableSize; $j++) {
        $table[$i][$j] = $i + $j;
    }
}

// テーブルを表示する
echo "<table border='1'>";
for ($i = 1; $i <= $tableSize; $i++) {
    echo "<tr>";
    for ($j = 1; $j <= $tableSize; $j++) {
        echo "<td>" . $table[$i][$j] . "</td>";
    }
    echo "</tr>";
}
echo "</table>";
?>

結果:正解

<?php
// 行と列の数
$rows = 10;
$columns = 10;

// 表の上部に列番号を表示
echo "   "; // 行番号のためのスペース
for ($col = 1; $col <= $columns; $col++) {
    echo str_pad($col, 4, " ", STR_PAD_LEFT);
}
echo "\n";

// 各行と各列の値を計算して表示
for ($row = 1; $row <= $rows; $row++) {
    // 行番号を表示
    echo str_pad($row, 2, " ", STR_PAD_LEFT) . " ";

    for ($col = 1; $col <= $columns; $col++) {
        // 行と列の値を合計して表示
        $sum = $row + $col;
        echo str_pad($sum, 4, " ", STR_PAD_LEFT);
    }
    
    // 次の行へ
    echo "\n";
}
?>
ChatGPT正解
wrtn GPT-3.5不正解
wrtn GPT-4正解

さすがはGPT-4!という結果になりました。

プログラムも生成できるということがわかりました。

それでも不安…

でも、GPT-4を無料で提供するって、どのようにして会社は利益を得ているのでしょうか。

もしかして、怪しい?!

と思ったので問い合わせをしてみました。

許可を頂きましたので、一部引用して紹介させていただきます。

現在のところ、弊社は現在のリートンサービスを無料で提供していく予定です。

理由といたしましては、現在のリートンサービスの運営目的が

より多くのお客様に生成AI技術を体験していただくことであり、収益化が目的ではございません。

また、前回ご説明させていただきましたように、弊社が今後メインビジネスとして目指しているのは

生成AI技術を日常生活へ広げるための「AIエージェントサービス」と

AIアプリを簡単に制作できる「ノーコードAI制作環境」です。

リートンお客様サポートチーム

また、弊社はMicrosoft社とMOUを締結し、AzureのOpen AIサービスを通じて

間違いなくGPT-3.5/GPT-4を提供しております。

リートンお客様サポートチーム

また、wrtnに関するインタビュー記事も紹介していただきました。

インタビューでは、金起漢氏(韓国の生成AIリーディングカンパニー「リートンテクノロジーズ」の日本事業統括)が同社の概要、サービス、今後の展望について話しています。リートンテクノロジーズは100万ユーザーを持つ会社で、様々な生成AIモデルを提供するAIプラットフォーム「wrtn」を展開しており、16億円を調達するなどの実績があります。彼らはコンテンツ生成だけでなく、ノーコードのツール作成や日常生活に役立つプラグイン技術に重点を置いています。特に、「AIエージェント技術」に力を入れ、ユーザーの意図を理解し、適切なプラグイン技術を適用します。「プロンプトソン」という生成AI体験の提供も行っており、将来的には生成AIがさらに日常生活に統合されると考えています。また、2023年11月1日には日本法人の設立を発表し、「リートン・スタジオ」や「リートン・プラグイン」を通じて企業の業務効率化を支援する計画です。金起漢氏は、AI技術を通じた革新的な価値の提供に注力すると述べています。

インタビュー記事をwrtnで要約。

結論

wrtnは怪しいサービスではなさそうということがわかりました!

実際に韓Microsoft社と業務提携を結んでいるほか、積極的な情報発信問い合わせに対する対応など、かなり誠実な印象でした。

今後もたつはwrtnさんを使用させていただきます♬

以上、今話題の生成AI、wrtn(リートン)さんのご紹介でした!

リートンとは生成AIをベースとしたコンテンツ生成プラットフォームです。

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